Lost Trapper -失われた家主-

映画「狩人と犬」がらみで少し、昨年シーロン川(日本では一般的にセロン川と発音)流域でキャンプをした時の話。原野を歩いているとごく希に廃屋になったログハウスに出会います。最も近いルーツェル・ケイまで直線で180km、イエローナイフまでは400kmもあります。途中、大小の湖が点在するので、それこそ映画のように凍結していなければ・・・迂回しながら来るとなるととんでもない距離です。
中(室内)に入ってみると缶詰や古い道具の残骸が残っています。こんな大自然の中、私の未熟な経験では、その生活を想像することはできません。(どれくらいの原野なのか、是非グーグルアースでチェックしてみて下さい)

http://www.panoramio.com/photo/11530177

この周辺はカリブー移動のルートになっています。大平原で彼らがやってくるのをひたすら待ちます。この時期は、小さな集団が東から西に移動していきました。

野生の彼らですが、人間を見るのは初めてです。気配に気が付くと逃げてしまいますが、両手を角のように挙げて上半身を揺すると、好奇心の強い彼らは立ち止まり近寄ってきます。その様子はまるでダンス、これを「カリブーダンス」と呼ぶそうな。
映画の中で、主人公ノーマンも被り物(?)を身に付けて猟をするシーンが出てきます。
「ホールドアップ」では、ありません。2人の間に立ち止まってこちらを見ているカリブーが見えますか? 
いつかは何万頭のカリブー大移動を目撃してみたいと思っています。

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