雑感 -オリンパス E-620-
3月下旬に発売が予定されているE-620は、コンパクトサイズに全ての機能、全ての技術を惜しげもなく盛り込んだ意欲作。ラインナップから見れば入門機の位置付けになるが、機能上は入門機を遙かに上回る。
実機を見てみたい、触ってみたい、撮影をしてみたいかたは小川町のオリンパスプラザに行けば、願いは叶う。実際に手にしてみると、「よくぞここまで!」と感心させられる。
ボディー内手ぶれ補正機構内蔵で世界最小、最軽量。詳細は2月24日のニュースリリースをご覧頂きたいが、もう何も言うことはない。 それほど凄い!

E-520のユーザーなら小さくなったと感じるだろうし、E-420のユーザーには大きくなったと感じるだろう。E-420ユーザーの僕は、想像していたより大きく感じた。それは7mm厚くなった奥行きが、そう思わせるのではないか。
そして僕の結論。
当初は、E-420の後継機として手振れ補正機能を乗せたというものから、E-520のバッテリーをLS-1にしてコンパクト化を図ったモデル・・・という印象に変わった。
矢継ぎ早に登場するフォーサーズモデル。僕はこの速度に付いていけないが、E-620を触ったことで、E-420の偉大さを改めて感じている。時代の流れはスペック至上主義、E-420の触感が手振れ補正を搭載しないことで得られたものならば、僕はそれを受け入れる。形や触感は数字では表現できない、E-420/410は感性に訴える逸品だ。
当面はE-520は併売され、価格競争の最前線で活躍するモデルになるだろう。車で言えば新型プリウスが登場しても現行プリウスを併売し、インサイトに対抗する手法と同じ。 価格だけで判断するユーザーにはE-520を、付加価値を求めるならE-620をどうぞ・・・となるのだろう。
パンケーキレンズやED9-18mmと合わせるならば、E-420は最高のパートナー。まだ店頭に残っているなら、僕は『買い』だと思う。
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