自然が描くグラデーション -福井で見た夕日と月-

今回は日本の風景。秋のある日、僕は福井県ジャム勝山スキー場にいた。一日過ごし、午後4時46分、西の空を真っ赤に染めて、見事な夕日が沈んでいく。
「あ~無事に一日が終わったなぁ」・・・何とも言えない、幸せな気持ちになれる。

僕は、夕日が作る空のグラデーションが大好きだ。確か小学3年生の時だったと思う。図工の時間、担任の先生が青空から夕焼けのグラデーションを絵の具を使って見事に表現してくれた。その微妙な水加減、みんな夢中になって自分なりの夕焼け空を描いた。

http://www.panoramio.com/photo/12429747

素晴らしい夕日を見て、得した気分で頭上のグラデーションを追っていった。すると、東の空から満月一歩手前の月が姿を現した。
西の空は、まだ赤みが残る夕景。東の空は、真っ暗闇から颯爽と姿を現す月。西から東まで、頭上には子供の日に描いたような理想のグラデーションが広がっている。

カメラで切り取ることができない見事な景色、自然の力にはかなわない。

※ 今晩から月曜まで取材に出ています。ブログの更新ができませんのでご了承下さい。

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