MONO E-3のこだわり

キヤノンでもニコンでもない。取材先でE-3を使っていると「珍しいですね」と言われることもあるが、迷走の末に辿り着いたE-3は大変気に入っている。レンズを含めた強力な防塵防適と完璧なダストリダクションはE-3ならではの組み合わせだが、お気に入りはまだまだある。

世界最速のAFやライブビューなど自慢の機能も多いが、特に見た風景がそのまま写る視野率100%の光学ファインダー・・・当たり前のようだけど、視野率100%というのはキヤノンだとEOS-1D Mark III以上、ニコンだとD300以上のハイスペックモデルに与えられている仕様・・・が嬉しい。長年愛用してきたα7-Dも浮気をした30D/40Dも95%だから、写した風景と実際に撮れた画像が厳密にいうと違っている。なかなか絵創りは難しく思い通りにならないことが多いが、せめてレイアウトだけでも思い通りにアレンジできる。

余り語られていないが、こんな所も好きだ。ファインダーを覗きながら右手の人差し指と親指でボタン類を操作する時、指先の感覚だけで分るように、全てのボタン形状や出っ張り具合を変えている。例えば、親指で操作する[・・・]ボタンはまん丸、Fnボタンはフラット、AELボタンは少し離れて段差の中にある。
人差し指で操作する前面ボタンは、ISOボタンと露出補正ボタンは段を付けた中に設けて、露出補正ボタンは指先が引っ掛かりやすいようにまん丸の頂点にボッチを付ける念の入れよう。WBボタンはフラットで凸状に、使用頻度が少ないLIGHTボタンは凹の中に付けてWBボタンと高さを変えている。LIGHTボタンはファインダーを覗きながら操作することはないが、WBボタンとの誤操作を考えてのことだと思う。
私には、ブラインドタッチで全てを操作するほどの緊急性も技術もないが、こんなところにオリンパス開発陣のE-3に対する強いこだわり・・・作り手の熱い思いが伝わってくる。
カメラを構えた時、左指を添えやすいようにエッジが立っているのもデザイン上のこだわりだと解釈している。

E-3|デジタル一眼レフカメラ|オリンパスイメージング

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