パラグライダーでもアクロ! -旬は永遠宙返り?-


レッドブルのアクロも凄かったが、パラグライダーでもエアロ(アクロ)バテックフライトができる。ヨーロッパではレッドブル主催の大会なども開催されている。

一般的な認識としては、パラグライダーは優雅に飛ぶものだろう。しかし、小さな翼を使用することで、ビックリするような過敏な動き方をする。当然、普通の人間には扱える代物ではないが・・・。

最近の流行は、インフィニティ・タンブリングという技。和名「永遠宙返り」、つまり縄跳びのように翼が縦に回る。イメージしにくいと思うが、パイロットを置いて翼だけが前方から足元へ、そのままパイロットの足元を通過して、後方から再び前方へ。この繰り返しなのである。

なぜインフィニティなのか・・・。縦に回転しながら徐々に高度を下げるのだが、後半の曲面では上方に向かって滑空しているため、思いの外高度が落ちない。まるで同じ場所に留まって、ぐるぐる回っているようにも見える。これがインフィニティたる所以だ。

http://www.panoramio.com/photo/12355605

裸一貫、タイミングと力を頼りに強烈なGと戦う。自然の力だけを利用するので、航空機とは違う魅力がある。

パラグライダーは山から離陸するのが一般的だが、ヘリコプターに乗って飛び立ち、上空で飛び出す方法もある。これならば、お台場や横浜臨海パークなどの都市部でも演技が可能。海上に10m×10m程の特設ステージを作って、そこに着陸するのが一般的だ。もしもの場合には緊急パラシュートを使用するので、海の上の方が都合がよい。

現在の世界記録は、3500mからジャンプして1800m地点から198回のインフィニティタンブリングを成功させたクリスチャン・マウラーによるもの。もし、イベントに取り入れたいと思っている方がいれば、コンタクトして下さい。オーガナイスします!!

(写真は、トルコのオルデニズで開催されたワールドエアゲームで。パラグライダーで一緒に飛びながら空撮)

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