2009/02/15

驚きの連続! -オリンパス ミュー 770 SW を解剖- 


小学3年生の時、母親に始めて買ってもらった目覚まし時計。青いボディの上に大きなベルが2つ付いていた。あまりに嬉しくて、何度も鳴らして遊んだ。その内、どんな構造になっているのだろうと、時計の内部に興味が及んだ。数分後にはドライバーで分解し始めていた。

始めて見た時計の内側は、充分に好奇心を満足させてくれた。しかし、元の状態に戻せず、一度も朝を告げることなく、ただの時計になってしまった。その見返りは、大きかった。

コンデジの中でも抜群の機能性を盛り込んでいるμ SWシリーズ。中身はいったいどんな構造になっているのだろう?

どうやって耐衝撃構造を可能にしたのか。防水性を得るにはフルパッキンすれば良いが、その場合発生した熱の処理はどうしているのか。レンズの構造は、この穴は、あの穴は・・・疑問は無限大だ。

そんな疑問に自分なりの回答を見つけ出すべく、壊れたμ 770 SW を入手。完璧に分解してみた。

斯くして驚きの連続。以前乗っていたワンダーシビックのエンジンルームは、手の入る隙間もないほどだったが、μ 770 SWと比べたらまだまだ甘い。

一枚目の写真は、710万画素の1/2.33型CCD。この小ささにも驚きだ。


http://www.panoramio.com/photo/18978168

これはレンズユニット。8群10枚のレンズ群。右端のモーターでレンズを動かし焦点距離を変え、左のレンズで一番上のレンズを動かしてピンとを調整する。耐ショックを実現するパッキンやシリコン(?)が随所に使用されている。この繊細な構造に、またもや感動。

分解したμ 770 SWはジャンク品。分解してみると内部に水分が進入したことで、故障したことが分った。防水と言っても、パッキン部分に小さなゴミが付着すれば、僅かな隙間から水分は進入する。経年変化でパッキンは硬化してしまえば、効果は失われる。

例えば海水ならば、乾燥したことで塩が結晶化してパッキンの役割を奪う。使用後は真水で洗うなど、こまめなメンテナンスは重要なのだ。防塵防水の冠は、メンテナンスフリーを意味する物ではない。

この個体は、USB部分から水分が進入したようで、内部に溜まったであろう水分が、随所にサビを発生させていた。本格的に水中写真を撮るならば、防水プロテクターは必須アイテム。プールなどで使用するなら、レンズだけを水中に入れるなど、インパクトを最小限にする工夫を。

因みに、僕はパソコンに画像を取り込む時は、カードを取り出して読み込ませる。滅多にUSBの蓋は開けることはない。

しかし、μ Tough 8000は本体内充電がアピールポイントになっているので、USBの蓋をい開閉する機会は増えるだろう。720→725→795→1030→8000と進化する中で、パッキンの大きさなどにも改良が加えられ(多分厚さにも・・・)より完成度を高めてきている。

μ 770 SW の緻密さを知ったことで、SW(Tough)シリーズへの愛が一層深まった。

SWシリーズ 開発 秘話(オリンパスμ 725 SWのホームページから)は、大変面白い読み物です!

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