ハクトウワシのテイクオフを撮る!(2) -今回のベストショット-

もっとピンがあった大きな絵が欲しくて、300mmにEC-20を装着。これで300×2×2で1200mmの超望遠が可能。これがオリンパスのアドバンテージだ。

新たなハクトウワシを見つけて、またひたすら飛び立つのを待つ。1200mmともなると、マニュアルで合わせてもチョットした衝撃でもピンとがずれてしまう。 待つ間も、何度もフォーカスをチェックするために試し撮りを繰り返し、拡大再生で確認する。

それから新たな問題も。レンズの重さに耐えられず、雲台のボールジョイントを止めているネジが緩んでガタガタになってしまった。これでは、どんなに努力しても無駄。ばらしてみると、6角レンチが必要、でもそんな工具を持っているはずがない。
道行く車を止めて聞いても、近所の家を訪ねてもラチが明かず、仕方なく15km離れた町まで戻ることに。ところが、この日は日曜日で工具を扱っている店が休み。なんてこった。スーパーマーケットのおじさんに頼み込んで、レンチを借り落着した。


http://www.panoramio.com/photo/14221416

再び、同じ場所に戻り、カメラを構える。待つこと小一時間。すると、もう1羽が飛んできて、仲良く並んだ良い感じに。チョットした空きに、手前のハクトウワシが飛び立ってしまい、チャンスを逸す。

さらに気長に待っていると、仲間同士で交信するように「キーキー」と鳴き始めた。チャンスは近いと直感。

やっとその時はやって来た。この写真は伸ばした翼の先端が切れてしまったのは残念。

http://www.panoramio.com/photo/14221415

今回の『ベストショット』

この一枚に辿り着くまで、4時間半以上を費やしたが、満足の一枚だ。シャッターを押すときにぶれてしまうのが心配で、リモートケーブルで連射した。

光の条件や背景の色でも、できあがる写真に随分と差があることを勉強した。この日は雲量が非常に多かったが、僅かな青空を背景になるように移動するだけでも、絵はかなり違った。

充分頑張って高い雲台を購入したが、欲しいところでぴたっと止らない。定価8万円もするカーボン製の三脚も、超望遠撮影ではかなり安定性が欠けることが分った。もっと頑丈な三脚と雲台の必要性、高価な機材には、それなりの意味があることを痛感した。

コメント

PhilO♥ さんの投稿…
Hey ! Nice pictures :)
匿名 さんのコメント…
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匿名 さんのコメント…
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