始まらなければ終わりもない-願うは安全なフライト-
1月5日。世間的には、今日は仕事始め。実質的に一年が始まりました。
パラグライダーの離陸もテイクオフが一番重要。正しく機材を装着して、間違いなく離陸できる風を待つ。これだけですが、これだけのことができなければ事故を起こす可能性が高くなる。
航空機が事故を起こす時間帯は、離陸と着陸の5分間に集中している。逆にこの時間に何が起きるかを分析することで、事故を未然に防ぐことができる。
航空機の端くれとして、パラグライダーも全く同じ。慣れてくると、テイクオフ時の緊張感は薄れてくるが、経験の量に関係なく最も大切な時間帯だ。実際、パラグライダーの重大な事故を起こすのは、10年前後のベテランが多い。
テイクオフすればしたで、安全に着陸するという新たな課題も生まれるのだが・・・。
「始まらなければ終わりもない!」
写真は、高度約2000m。周囲には自分より高い山はない。だけど、どんな高所であろうと、逆に50mの小山だろうと、テイクオフに必要な集中力は変わらない。
話は変わって、軽量化の流れはパラグライダー界にも押し寄せている。紙片のような薄い生地の超軽量パラグライダーが登場、アルミ素材をナイロンにコーティングして強度と耐光性を高めている。「本当に軽い!」
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