真夜中の町 -雨あがりのホワイトホース-
ユーコン最終日、ホワイトホースは雨だった。濡れた舗装道路に、ネオンサインの灯りが反射して幻想的な雰囲気が広がっている。どこかで見た映画のワンシーンのよう。
日付が変わる頃には、雨もやんで星空が顔を出した。これでオーロラが見えたら、完璧なツアーなんだけどなぁ~。
そんな思いで湖畔に移動、それが23日の「こんなこともあります・・・ -オーロラ撮影-」で紹介した写真。まぁ、オーロラが見えたと言えば、嘘ではないけど・・・。
この後、時間が中途半端なので明け方まで公園の駐車場で仮眠、早朝に空港に移動し機上の人になった。
ホワイトホースの町中で演奏していたカルフォルニア州出身のミュージシャン、ジョンさんと言ったかな?
ベトナム戦争には第一騎兵師団の一員として派遣され、沖縄にも滞在したことがあるとか。彼が被るテンガロンハットの正面に、クロスしたサーベルのバッジが付いていた。
映画「地獄の黙示録」でも、第一騎兵師団のキルゴア中佐が同じようにしている。これは第1騎兵師団のアイデンティティー、南北戦争の騎兵隊を真似た習慣は現在も続いている。
退役後、奥さんと2人で世界中を旅をしながら、演奏を続けている。招待され来日したこともあるそうだ。
旅の最終日。
夜の町に響き渡るギターの音色は、哀愁に満ちていた。
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