新兵器投入 -GPSロガー m-241-


以前から気になっていた新兵器を導入。ハンディGPSデータロガーのm-241だ。

いろいろな場所で撮影していると、「あれ、どこで撮影したっけ?」と分らなくなることがある。そんな時に便利なのが「ジオタグ(geotag)」というもの。

デジタル画像には、撮影した時の設定や日時などの情報がExif情報として埋め込まれている。通常は確認することはできないが、右クリックで確認できるなんていうソフトも出回っている。「どんな設定で撮影しているのかな?」など、参考にできるメリットもある。

GPSロガ-とは、データーを収集する機能に特化したGPSレシーバーだ。レシーバーとカメラの時間をリンクさせておけば、最も近い時間(記録のインターバルを短くしていけば、精度は高くなるが、データー量は多くなる)のポイントが撮影場所と言うことになる。

専用ソフトを使用して、Exifファイルにこの位置情報を埋め込めば、グ-グルアースなどの地図にドロップするだけで、その位置にジャンプしてくれる。 何とも便利な機能なのだ。

ところで、日本のメーカーでは、ニコンが精力的。SLRではオプションのGPS受信機を本体と接続することで、画像にジオタグを埋め込める。コンデジでは、COOLPIXP6000がGPSを標準装備。チップの感度や消費電力の問題もあり、まだまだ完成度は高くないようだが、今後の方向性としては悪くない方向性だと思う。

撮影した画像の整理にはいろいろな方法があるが、ジオタグを使えば地図上で整理するなんてことも可能。今までも駆使すればできないことはないが、簡単に誰でもできるという点では、一体型ならば旅好きやアウトドア好きには受け入れられる可能性はある。

GPSチップの感度も良くなり、消費電力も低い製品が登場したことで、将来的にはGPS付きのカメラは普及すると思う。

12日付けの「SWマニアの予想 -µ TOUGH シリーズ登場前夜-」に関係して少し。もし新しいµ TOUGHシリーズが、決算発表時にアナウンスされた春モデルだとすると、「大変高付加価値のある製品」となる。
「防水・防塵性能」、「耐衝撃性能」、「耐低温性能」の3点は、既存の付加価値として既に定着しているので、これが新たなアピールポイントとはならない。

"大変高付加価値"とはいったい何か。

新シリーズのキャラクターを考えれば、GPS搭載という選択は悪くない。GPSのオン/オフはボタンひとつで簡単に変更できるようにして、気圧センサーの高度表示を10m刻みに、デジタルコンパスも搭載して、カメラを越えるアウトドアギアにする。明るいレンズを搭載して、カメラとしての基本性能も向上させる。

個人的にはμ1030SWは充分スタイリッシュだし、金属の質感といい、ズッシリくる重さといい、大変気に入っている。
オリンパスが考える「アウトドアなどのアクティブな場面から、パーティーなどのフォーマルな場面まで、時と場所を選ばないスリムでスタイリッシュなボディーデザイン」がどんなデザインなのかは分らないが、泥だらけのディフェンダーでパーティー会場に乗り付けて、タキシード姿のジェントルマンが降りてくるなんてのが僕の考えるお洒落。だから現行のデザインは大事にして欲しいと切に願う。

話が大きく逸れてしまったが、近日中に-GPSロガー m-241-の使い勝手をリポートする。

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