E-520以上、E-3未満 -E-30は買いか待ちか-

オリンパスE-30は今月20日に発売される。

試行錯誤の末、やっと辿り着いたE-3。求めていた防塵防滴と視野率100%、そしてダストリダクション、素早いオートフォーカス。無理をしてやっと二台体制も整えた。欲を言えば切りがないが、現状には多いに満足している。

そこにE-30の登場だ。視野率98%のファインダーや11点全点ツインクロスセンサーなどE-520からのユーザーには大きな魅力があるが、E-3を既に所有している僕にとって決定的なアピールポイントは少ない。
E-520以上、E-3未満、一部機能はE-3を上回るが、既に公開されている資料から判断して「今回は必要ない」・・・と密かに判断していた。

既にオリンパスプラザでは実際に手にとってチェックできるし、今週末のオリンパスPhotoFesta では実写のチャンスがある。
そんな中、ひょんな切っ掛けで、少しの時間手に取るチャンスが訪れた。印象としては、高感度特性も向上しているようだし、大きくなった2.7型ハイパークリスタルII液晶(ドット数は230,000ドットとE-3の2.5型液晶と同じ)はかなり見やすく感じた。

オリンパス初の多重露出は是非使ってみたい機能だ。重ねる画像は2~4枚で選択できる。多重露出で連射ができれば・・・例えば"飛び立つハクトウワシの連続写真"など、インパクトのある写真が画像ソフトを使わずに簡単に撮れる。但し、多重露出時に連射ができるかチェックしていなかったので、また小川町に出向きチェックしてみたい。

マルチアスペクトとアートフィルターは、実際に自分のものになってみないと何とも言えない。僕のスタイルでは使用頻度は低いが、デジタル水準器が搭載されたのも興味深い。

手に馴染むコンパクトなボディといい、E-3とE-30の二台体制というのも悪くない。斯くして「今回は必要ない」の判断は、簡単に覆された。・・・家電は新しい方が良い。全くその通りだと思う。また、悩みが増えた。


話は変わって、海の向こうのオリンパスでは、面白いキットが販売されている。ひとつは「エボリューションキット」 で、E-520に9-18mm/14-42mm/70-300mmの3本のレンズとFL-50Rがセットになっている。18~600mmをカバーする究極のキットだ。

42mmと70mmの間が歯抜けになってしまうので、40-150mmを加えたら完璧。入門キットとしては、申し分がない。


もうひとつ、 お洒落なネーミングな「小町キット」、E-420に25mmパンケーキレンズとレザーケース/ストラップがキットになっている。日本人ならば女性をターゲットにしているのは直ぐに分るが、外人にはお洒落なキットと映ることだろう。

「エボリューションキット」も「小町キット」も、江戸っぽいデザインのバナーが、粋だ。

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