あ~究極の贅沢!-氷河キャンプ⑥-


迎えの飛行機が来ない日が続く。着替えも食料も底を尽き、お迎えの飛行機の到着を祈るばかり。当初は楽しく過ごした氷河生活だったが、一通りのことをやり終えると、長い長い時間が待っていた。

ひたすらキャンプの回りを歩き続け運動不足解消に励む九州の財前さん、ロープワークに集中し雑念を忘れようとする出口さん、目の前でスプーンを曲げてしまった青崎さん、ビールが切れて日に日に元気がなくなる井上さん、こんな経験は慣れたものとばかりマイペースを忘れない古谷さん、ガイド役の上村さんも打つ手なし、誰かが持っていた「佐賀のがばいばあちゃん」は全員が回し読みした。


氷河キャンプも4日目の朝を迎えた。雲の切れ間から青い空が現れた。今日はフライト可能とのことで、手っ取り早く自分の荷物をまとめて、全員で歩いて滑走路の雪を堅めて到着を待つ。「ブ~ン」というエンジン音と共の雲の切れ間から飛行機が現れた。
この便が飛び立ったら、戻って来られない可能性もあるので、緊急性のあるメンバーが1便に搭乗する。

http://www.panoramio.com/photo/11811291

自分も2便に乗り込み、キャンプを後にした。こんなことなら、もっと着替えも衣類も用意しておけば良かった。なかなか経験できない毎日は、貴重な経験だった。

白く厚い雲の中を飛行機は飛ぶ。途中、窓から見た景色は、山頂付近に雪が積もり、氷河とのサンドイッチ状態。ここ数日、こんな天候だったのだろうなぁ。これじゃ迎えが来ない訳だ。

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