大空ひとりぼっち -E-420で地中海を飛んで撮る-


毎度登場しているトルコでのパラグライダー、約1000mの地中海の景色。この先、約80kmにギリシア領のロードス島がある。周囲を飛ぶパラグライダーは左下の方に一機だけ。まさに独り占めの状態だ。

軽量のE-420は打って付け。空中で激しく揺れている時は、操縦に集中する必要があるので撮影どこではない。世間では「手ぶれ補正」が必要条件になりつつあるようだが、9-18mmを使う場合、その限りではない。ないより有った方が良いが、このサイズのメリットは棄てられない。それがE-520でない理由だ。


ババダー山頂のテイクオフ。標高は約1950m、とっくに森林限界を超えている(と言うより・・・植物が育ち難い環境だ)ので、地面剥き出しの斜面が広がる。左側と右側に離陸できるが、左手はかなり急な斜面。失敗すれば、かなり危険だが、過去一度も事故を目撃していない。

この写真はまだ空いている方で、イベントが始まると次から次へとパイロットを満載にした車両が上がってきて大混雑になる。話す言語はバラバラだが、何となくルールができている。それでもお人好しな日本人は、主張しないとなかなか離陸できない。



未経験の人にとって、この斜面の角度は恐怖だと思う。しかし、適度な角度がある方が、離陸しやすい。太陽の日射があれば、適度な風が斜面を駆け上がってくる。こんな条件ならば、後ろ向きにパラグライダーを立ち上げて、確実に完成したことを目視して振り返り飛び出す。(クロスハンドライズアップと言う)
遠くにフェティアの街が見える。この高さ、パイロットにとって慣れてくれば、余り高度は関係ない。それよりも風向きと強さが重要だ。
因みに、高層ビルの窓際は大嫌い、横浜ベイブリッジもこわごわ通過する。僕は高いところは余り好きではない。

この3枚とも、E-420+ ED 9-18mm F4.0-5.6で撮影。いずれも焦点距離は広角側の9mm、空の広がり感がよく表現できる。この組み合わせには、大満足だ!

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