本当のツンドラの住人 -ノースウエスト準州の大地-


昨日のブログでカリブーを「ツンドラの住人」としたが、よくよく考えてみると本当の住人は彼らなのかも知れないなぁ・・、カリブーは「ツンドラの旅人」だと。

彼らとは、アカリスや北極地リス、巣穴だけは発見できたがキツネ、それからウサギ、ネズミなどの小動物。動きが早い彼らは、なかなか目に留まらないが、確実にこの大地の中に生きている。

それから、個体数は少ないが熊もいる。訪れたホワイトフィッシュ湖の北端にベースキャンプがあるが、南にあるキヤンプに熊が進入し、保存してあった缶詰も食い荒らされた。その結果、修復を諦めキャンプを放棄してしまったそうだ。

写真は北極地リス(Ground Squarrel)、直立不動で遠くを見ているような仕草が個性的だ。E510+APO 50-500mm F4-6.3 EX DG HSMの組み合わせは、超望遠を最安で入手できる最高の組み合わせだ。


ホワイトフィッシュ湖湖畔を散策中に出会ったリス。かなり歩き回ったので、この時はCANON 30Dがメイン。レンズは、シグマの18-200mm F3.5-6.3 DC OS /HSMを使用していた。身軽になりたいときはこんなレンズは心強い。

そう言えば、こんなことがあった。ボートでカリブーを捜して移動していた。この日が風が強く、水飛沫が容赦なく体に降り掛かってくる。30Dが濡れないように、ゴアテックスジャケットの下に隠していた。
船が接岸して上陸することになった。ボートは激しく揺れているし、当然第一歩目は水の中だ。カメラザック、三脚、E-510と望遠レンズをケアしながら、陸地に飛び移った。この時、懐にしまっていた30Dのことはすっかり忘れていた。

視界の中を横切る黒い物体。とっさに手を出したが間に合わず、「ジャブン」と飛沫が上がり、足元に水没したカメラ。直ぐに引き揚げたが、一瞬だったにも関わらず内部にも水が進入している。メインバッテリーと内部バッテリーを外し丁寧に拭き取り、帰ってからストーブの上で3日間乾燥させた。

幸いにも30Dは復活して、事なきを得た。この出来事の丁度一年前、雨の中の取材からα-7Dの調子が悪くなったことと合わせて、「防塵防滴」が大きなパフォーマンスであることに気が付かされた出来事だった。こうしてE-3への期待感がどんどんと高まっていった。


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