ED 9-18mm で地中海上空1000m -オルデニズ-


再三登場するトルコにあるパラグライダーの村、オルデニズ(オリュデニズ)。中央の砂浜沿いの二等辺三角形の土地に建つ全てが宿泊施設だ。もともとは手前のラグーン沿いにキヤンプ場とバンガローが建っていただけの静かな場所だった。

ところが右奥のババダー(山の名前)の山頂からパラグライダーが飛び始めて、急速に発展した経緯がある。写真奥の禿げている向こう側に標高約2000mのテイクオフがある。

離陸して真っ直ぐに海上に出ると、高度1000mオーバーで美しい海の上にでる。

今回のトルコでは、E-420+ED 9-18mm F4.0-5.6を主に使用。その取り回し安さを堪能した。 


余りにも空域が広いので、空中で他機に出会うことは少ない。漠然と上空からの風景を撮ってもなかなか面白い絵にならないので、打ち合わせをして上空で他機に寄ってきてもらうのがベストだ。

この日は、たまたま同じ空域を飛ぶパラグライダーがいたので、接近してシャッターを切った。


上空ではパラグライダーの操作をしなければならないので、両手でカメラを水平に構えることはできない。多くの場合は、ファインダーの中の景色を想像しながら片手で持ち(当てずっぽうに)シャッターを切る。

例えば体を傾けるだけでも、パラグライダーは方向を変えてしまう。まして振り向くことも容易ではない。だからこんな傾いた絵もたくさん撮れる訳だ。


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