旅するエレメント -絶版! HONDA ELEMENT-
今日はマイカーの話。表題にもなっているホンダ エレメントだ。2003年に北米で発売開始、翌年から日本でも販売開始、2~3000台(2700台ほどと思われる)が輸入された。
コンセプトは「エンドレスサマー」、9月から新学期が始まるアメリカでは、大学を卒業して就職するまでの夏を思いきり遊ぶ。アメリカの青年にとって、人生の中で最も自由な季節なのだ。そこに「自由」とか「開放」とか、そんな思いが込められている。
日本発売から1年後にスバル フォレスターから買い換えた。余りの人気のなさに、驚くほどの値引き条件が提示されたからだ。
後部座席は珍しい跳ね上げ式なので、車中泊にも持ってこい。エレメントでいろいろな場所に出かけた。写真は神鍋高原の夜。ヘッドライトを使って「ELEMENT」の文字を写し込んだ。真夜中だと言うのに、通りかかった車のヘッドライトが良い感じだ。(Nが逆なのはご愛敬と言うことで・・・)
千葉県印旛郡栄町の利根川水河川敷で。上空を大利根飛行場にアプローチするグライダーが通過していく。
エレメントのサイドドアは、珍しい観音開き。日本の狭い駐車場では、後部座席の人が降り難いと評判が悪かった。が、開発チームは「サイドカーゴドア」と表現している位だから、元々のコンセプトが全く違う。それを日本人は理解しなかった訳だ。
もし、リアドアがスライド式だったら、普通の車になっていたに違いない。
最近のホンダ車は、低床を売り物にしている。しかしアウトドアで使用することが多い僕には、余り歓迎できないのが本音。それから、外観の特徴は塗装されていないプラスチックパーツ。細かなキズを気にしないで、道具として使う向きには最高の仕様だ。
しかし、過去にもこの種の車は存在した。そして、ことごとく失敗している。案の定、エレメントも日本での販売は大失敗、本家アメリカでも2006年から塗装バージョンがラインナップに加わた。
写真は平尾台のカルスト台地の一枚。草原にぽつぽつ点在する石灰岩は、遠くから見るとがヒツジの群れのようにも見える。不思議な風景だ。
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