出版の仕事をしていると、いろいろな編集部にお邪魔することが多い。
綺麗なデスクの人もいるが、山ほど積まれた本や書類に埋まって仕事をしている人も多い。
そんな方にお薦めなのが、この一冊。
デスクをメタボにしない理系思考
「段取り力」を上げる収納術
著者は本多弘美さん。
実は僕の希少な会社員時代の同僚で、その時の彼女は臨床検査技師だった。
当時の仲間にとって現在の自分の姿は想定外だったに違いないが、同じくらい彼女の転身も驚きだった。
序章に解剖学のくだりがあるが、体育大学時代一番好きだった授業が解剖学。自慢話ですまないが、唯一パーフェクトの成績を残したのも解剖学。
特に実習が好きで、2年になると、週に一回、お茶の水にある実習室に出かけた。前日に医学部が解剖した献体を、6~8人のグループで触ったりスケッチしたりする。
その繊細さや美しさに夢中になった記憶がある。
・・・と同じルーツを持ちながら、自分の部屋は様々なモノで溢れている。
今年は早めの梅雨入り宣言。
お休みの日に、読んでみてはいかがでしょう?