年末に読んだ ジョン・ガイガー著の「THE tHIRD MAN FACTOR」(邦題:軌跡の生還へ導く人 極限状況の「サードマン現象」)。
冒険家や探検家が極限状態に感じる気配の話しなのだが、この本の中に昨年公開された映画『127時間』(原題: 127
HOURS)の話しが出てくる。
岩に挟まれた腕を自分で切断して生還するという物語で、これは実話。
前々から見てみたいと思っていたので、アマゾンでDVDを注文。
翌々日に届いたので、早速拝見!
エグイシーンを想像していたので少しだけ気が重かったったのだが、軽快なテンポでかなり面白い! (物語の大半が腕を挟まれて動けないシーンなのに、全く飽きさせないのが凄い)
物語のクライマックス。
気を失いそうな激痛に耐えながら骨を体重で砕き、右腕を切断する場面で、子どもが彼を見守っている。
そしてエンディングに向かうのだけど、あの子どもは誰だったのだろう・・・と疑問が残った。
購入したDVDには特典が付いていて、公開されなかった別編集の物語が収録されている。
その中で本人が誰だったのかを語るシーンが出てきて、僕の疑問は解決した。
このシーンがなぜカットされたのか・・・。なければないで、子どもの存在は全体の中で薄められ、気にする人はそれ程いないかもしれない。
もし、このカットが入っていたら・・・物語が完璧すぎる。
でも、これは実話なのだ。