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夏は海!-パラグライダーの村オルデニズ-

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http://www.panoramio.com/photo/12967545 暑い日が続いているが、高原のリゾ-ト、極北の草原・・・こんな時は涼しい場所が恋しくなる。逆に太陽ギラギラのビーチも、健康的で良いかも。その両方を楽しめる場所、それがトルコのパラグライダーの村オルデニズ(oludeniz)だ。 毎年訪れる10月といえどもまだまだ海水浴シーズン、車に乗って一気に1970mのテイクオフまで上がると寒い場合もある。パラグライダーでフライト中、常に風を受けているので熱いと感じることはほとんど無いが、ランディングすると汗が「ドバーッ!」と噴き出してくる。 トルコ政府観光局 のホームページで、パラワールド編集のDVDを公開しているので一度覗いてみて下さい。驚きのパラグライダーパフォーマンスをご覧頂けます。 http://www.panoramio.com/photo/12967550 砂浜にランディングすると、そこは夏景色。ビールを飲んで、パラグラーダーのパフォーマンスを見て、美しいお姉さんを見て、一日が暮れてゆく。まさに、パラグライダーの天国なのです。

オーロラ鑑賞の定番といえば・・・ -イエローナイフ-

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http://www.panoramio.com/photo/12935380 流れに任せてオーロラの話題で。極寒の中のオーロラ鑑賞も感動的だろうが、寒いのが苦手な方は是非9月にターゲットを絞って欲しい。9月と言っても、夜にはかなり涼しいので、防寒着は必須だが。 しかし、レンタカーを借りて、慣れない道を走って、右も左も分らない暗闇でオーロラを鑑賞するのは、勇気が必要だ。ましてや出るかでないか分らない。 そこに、ツアーの存在価値がある。カナダでオーロラ鑑賞と言えば、イエローナイフの オーロラワールド が定番中の定番だ。充実の施設、スタッフのホスピタリティー、撮影のアドバイスなども受けられるのが人気の秘密だ。 オーロラワールドは、イエローナイフの北東約40kmほどにあるプレリュード湖畔に専用施設を持っている。ミュージシャンを呼んで音楽とオーロラとコラボレーションなど、オーロラ鑑賞を中心とした楽しみ方を提案してくれる。 http://www.panoramio.com/photo/12935381 へそ曲がりな僕は、オーロラの下で自分だけ・・・というロケーションを好む。だから自分で車を走らせて、どこへでも行く派。本音は、自分勝手にライトを付けても周囲に迷惑にならないので、自由気ままにエンジョイできるから。 今回の2枚は、E-510と8mm/F3.5フィッシュアイで撮影。ISO400でシャッタースピードは60秒、オーロラが流れぼやけてしまった。できればオリンパスにも、35mm換算で24mm(できれば20mm)/F2.8(できればF2.0)くらいの単焦点レンズがあれば良いのだが・・・。 ご存じの通り、オリンパスの焦点距離は35mm換算で2倍になるので、遠い被写体を狙うのには持ってこいだ。反面、広角側は倍になってしまうので、人気の25mmパンケーキレンズも50mm相当になってしまう。7-14mmと魅力的なレンズもあるし、9月末(と決め込んでいる)には9-18mmという手軽な価格のレンズも登場するが、F4.0(9-18mmはF4.0-5.6)とオーロラ撮影には不向きと言わざる得ない。 そこで、次のチャンスには、11-22mm/F2.8-3.5を持ち出し、11mmで固定して単焦点(35mm換算で、22mm/F2.8)のつもりで使ってみようと思う。

オーロラにリベンジ-ホワイトホースにとんぼ返り-

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氷河で 初オーロラを体験 したが、知らない間に消えてしまい、満足な写真も撮れなかった。完全に消化不良だ。氷河の生活は楽しかったが、楽しみにしていた熊にも会えず終い。 1ヶ月後、僕はユーコンに舞い戻った。オーロラ、熊、そして紅葉、9月上旬のユーコンは美味しい。バンクーバーで乗り換えると、夜には準州都ホワイトホースに到着する。その足で、移動を開始。まずアラスカ州のヘインズへ熊の写真を取りに行く。( -ヘインズの熊の話- ) 途中、郊外にでるとFish lakeの看板を発見、そのまま左折して全く知らないダートをひたすら走る。9時を過ぎているが、この時期はまだまだ明るく、丁度日が暮れていく感じだ。 目的のフィッシュ湖に到着する頃には、周囲は真っ暗。もちろん誰もいない。車を止めて暗闇の中、緊張しながら、出るか分ららぬオーロラを待つ。早まって、ホワイトホースの灯りの反射を「オーロラか!」とカメラを向けるが、様子が違う。いやオーロラか。。。(後日、写真を改めて確認してみると、オーロラのようだ) http://www.panoramio.com/photo/12908333 翌日の夜、ヘインズの帰り道、眠い目を擦りながら北の空が明るくなっているのを発見。雲の向こうにオーロラが出ているようだ。車を止めて撮影したのがこの一枚。リベンジと呼べるにはほど遠い一枚。どちらかと言うと、「返り討ち」だ。 明け方にはホワイトホースに戻り郊外のパーキングで仮眠、この日は井上さんの ユーロトレック のツアーに合流して、カヌーでユーコン川を下る予定。彼らはドーソン、チュームストーン準州立公園から帰ったきたところで、紅葉の様子など情報収集をした。 http://www.panoramio.com/photo/12908326 ユーコン川でカヌーを楽しみ、ハクトウワシにも会えた。井上さんの部屋でシャワーを借り、みんなで夕食の後、別れを告げて再びフィッシュ湖へ。 深夜1時を過ぎた頃、北の空に漸くオーロラが現れた。氷河の時より長い時間、ゆらゆらとカーテンの様にたなびくオーロラからは、「サラサラ」と音が聞こえてきそう。前にも書いたが、とにかく美しく、不思議な体験だ。 そうこうする内に、どんどん雲が湧いてきてオーロラは雲に隠れた。次第に弱くなり「パッ」と消えたかと思うと、何事もなかったような闇夜が広がった。今さっき...

チョット早いが・・・秋は直ぐそこ -NWT-

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http://www.panoramio.com/photo/12251107 7月24日の「 地球の色 Vol.2 」でも書いたように、極北の大地は8月末になると日に日に赤く変化していく。 度々登場するノースウエスト準州のホワイトフィッシュ湖、キャンプ周辺のツンドラの森(こんな表現はあるのかな?)のひとこまだ。撮影日は8月29日。 http://www.panoramio.com/photo/12876784 この4日前の25日、同じく周辺の森はまだまだ緑色。同じ場所で撮影した方が説得力があったが、まさかこれ程早く変化すると思わず、定点撮影を怠ってしまった。 極北の大地、秋は駆け足でやってくる。

ガンバル極北の植物 -短い夏-

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http://www.panoramio.com/photo/12845595 昨年訪れたカナダ・ノースウエスト準州。イエローナイフから東に380km、見渡す限りのツンドラの大地が広がる。極北の夏は短い。雪が溶けて、秋の気配を感じるまで僅か3-4ヶ月。この間にも針葉樹は鮮やかな緑を付けて少しずつ成長する。 2~3mほどの針葉樹の森に立つ。普通の場所ならば数年でこの大きさに成長するが、厳しい寒さ故に、ここまで成長するためには100年以上も掛かっているとガイドのテリーが教えてくれた。 近年の温暖化で、永久凍土が溶け出しているというニュースをよく聞く。カナダの極北でも状況は同じようで、雪の重さに耐えられず(雪の湿気が多くなった)枝だが折れるようになったとか、永久凍土の上に作った道路のメンテナンスが大変になったとか・・・ニュースにならないような小さな変化が各地で起こっている。 このまま温暖化が進めば、植生も変化し、風景も一変するのだろう。今の風景を見てみたい。ここ数年、極北のカナダに夢中になる理由だ。 http://www.panoramio.com/photo/12250840 小さな砂丘が続くのもこの周辺の特徴。そこで見つけた、40cmにも満たない小さな針葉樹。大地に枝を張りながら頑張って生きている。少なくとも自分の年齢よりは長く生き、ずうっと極北の寒さに耐えてきた。 ここ数年、カリブーの移動ルートが変わったことで、観察地としては適さなくなったことで、今年からキャンプ地を移動したと聞いた。この針葉樹が被写体になることは、今後無いだろう。こいつの生涯で最初の、そして最後の写真。極北カナダのひとこまだ。

「マイクロフォーサーズシステム規格」 -ファインダーの無い一眼レフカメラの登場か?-

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8月5日、ブログの更新中に面白いニュースが飛び込んできた。「マイクロフォーサーズシステム規格発表のご案内」という表題のメールだ。 マイクロフォーサーズ 主な特長は、 ・フランジバック(マウントと撮像素子との間隔)の短縮=「フォーサーズシステム規格」の約1/2に短縮 ・マウント径の縮小=「フォーサーズシステム規格」より、外径を約6mm縮小 ・マウント電気接点数の変更(9点⇒11点) の3点となっている。 て、ことは現在のフォーサーズシステムをもっと小型にできるわけで、E-3M(Mini)とか、登場する訳? E-3よりもっとコンパクト(例えば2/3位の大きさか?)で、防塵防滴で同性能。こんなカメラが登場したら、かなりヤバイ。やっとボディをE-3いっぽんに決めて、長期の悩みや迷いから解放されたのに。 既存のレンズはアダプターを介して使用できるようなので、一安心だが・・・。 キヤノン、ニコンに加えソニーがフルサイズに執着する中、オリンパス/パナソニックは全く異なる道へ、さらにもう一歩踏み出した。2大ブランドを相手にする戦い(消耗戦で勝ち目は薄い)よりも、独自のステージ(ライバルなしの独占状態)で戦う道を選んだ訳だ。 デジカメで育った新しいユーザーが、フルサイズに移行する割合は極めて低いと思う。経済状況がマイナス方向に触れる中、どれくらいの人が投資が大きいフルサイズへの道を選ぶのか・・・少なくとも僕にはあり得ない。 それより、もっと手軽で、もっとコンパクトな新しい一眼レフへの道。例えばコンデジと一眼レフの中間にあって、「過不足なく偏りのない」( 中庸 :出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)新しいカメラ。良いんじゃない! ・ 【お知らせ】マイクロフォーサーズシステム規格発表のご案内 ・ マイクロフォーサーズシステムのベネフィット

カヌーをしながら動物撮影 -ユーコン川-

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http://www.panoramio.com/photo/12249871 ユーコン川をカヌーで下る。短い行程ならば3時間程度のコースもある。激流ではないので、のんびり景色を楽しみながら、決してシャカリキで漕いではならない。 変わり行く風景も楽しみなのだが、これがまた劇的に変化することは希。僕の場合は、野生動物との遭遇が楽しみだ。しかし、キャンプをしながら長期の川下りともなれば、熊やカリブーとの遭遇もあるだろうが、3時間のショートコースでは野生の鳥が唯一のお友達だ。 この日、まず最初にお目に掛かったのは、絶滅危惧種にも指定されているゴールデンイーグル、通称イヌワシ(多分)。遠くで発見して、刺激しないよう静かに漕いで接近。先方は威風堂々、こちらの様子は眼中にないようだ。 http://www.panoramio.com/photo/12249612 次に遭遇したのはハクトウワシ。アメリカの国鳥で、紋章などにもデザインされている有名な鳥。米国本土では手厚く保護されているので、現在は絶滅危惧種から解除されているようだ。頭の部分が白いので、遠くからでも比較的発見しやすい。被写体としてもメリハリが効いて、見栄えが良い。何よりも格好良い。 余談だが、映画「プライベートライアン」やTVドラマ「バンド・オブ・ブラザース」に登場する米101空挺師団の師団章も、この"ハクトウワシ"をデザインしている。さらに余談だが、第二次世界大戦の勝敗を分けたノルマンディー上陸作戦前夜、82空挺師団と共にフランスにパラシュート降下して、上陸部隊を敵陣から援護している。 http://www.panoramio.com/photo/12815196 カヌーの上で、自由気ままに飛ぶ鳥を狙うのは難しい。ついつい夢中になって自由に体を動かしてしまい、バランスを崩してふと我に返る。自分は落ちても損害はないが、カメラが落ちたら一大事。この絵がッジャスピンでしっかり撮影できるよう、次回は鳥狙いでチャレンジしたい・・・いつも後悔と失敗の連続だ。 できるならもっと遠くへ、 ドーソン まで約780km、約18日間のカヌー旅がしてみたい。その時はカメラノバッテリー、どうする? ところで、この時、あまり近づき過ぎて、ハクトウワシ君に怒られてしまいました。