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E-30で多重露出撮影 -東京タワー

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http://www.panoramio.com/photo/17705387 E-30には新しい幾つかの機能が搭載されている。その中のひとつ、多重露出を使ってみた。今回は撮影時にではなく、撮影後に「画像編集」から多重露出を試みた。 日中、太陽を撮影。後にどんな絵にも対応できるよう、太陽の位置を左右、中央、上より下より・・・と配置を変えて何枚か撮影した。夜景を重ねようと思っていたので、思い切り暗め、夜空のような写真にした。 どんな絵を重ねるかを考えながら、夕方都内に遠征。始はビル街と重ねるために何枚も撮影したが、その内に「東京タワー」が閃いた。東京タワーが太陽を貫くような・・・そんなデザインにしようと何枚も撮影しながら、細かな位置を修正。最終的に太陽の中心と、東京タワーの延長線が重なったのが、この一枚。 画像合成の時、それぞれの画像のゲイン(濃度)を調整できるが、×1.0より数字を上げるとノイズが目立ち始める傾向があるようだ。 http://www.panoramio.com/photo/17681000 12月24日で紹介した三日月を重ねようと、東京タワーの展望台から上を右端に配した写真を撮影。帰宅後に、パソコンに保存してあった画像をE-30に取り込み、重ねてみた。 この時、E-30で撮影した画像でなければ、多重露出はできない。 画像を重ねることを前提に撮影する。同じような配置では、重なってしまうので、完成形をイメージしながら撮影する。撮影後、E-30で多重露出、小さな修正を加えて、再び撮り直す。この作業が結構新鮮で、楽しかった。 (雑誌で写真を使う場合、特にタイトルバックになりそうな写真は、どこにタイトルを入れれば良いかを考慮しながら撮影する。同じような感覚かな? ) 1枚目の写真のように、タワーの延長線上に太陽の中心を置くために、何枚も撮影する必要があった。入手時に方眼マットをと考えたが、まだ交換準備ができていなかったので導入を見送っていた。連休が明けたら、もう一度問い合わせをしてみよう。 それから再生時に方眼マットと同じ罫線が表示できると、重ねるときに目安になると考えた。 いずれも手持ち撮影。E-3では殆ど使い物にならなかったISO800でも、この画像。E-30は不得意だった部分を大きく補い、撮影の可能性が大きく広げてくれた。 新しい写真の楽しみ方、結...

デンプスターハイウエイの景色(2)-ユーコン準州-

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http://www.panoramio.com/photo/17575831 今日もデンプスターネタ。260km付近は南西から北東に連なる尾根上を走る。南東に平行してogilvie川、Blackstone川、そしてReel川が流れ、大きく開けている。 ビューポイントになっていて、ホット息を付ける絶景が広がっている。トイレもちゃんと整備されている。、 http://www.panoramio.com/photo/17575834 ここからイーグルプレインズ(約110km)までは、比較的高度が高い場所をデンプスターハイウエイは走るので、左右にこんな風景が広がっている。それまでは、谷間や川沿いをクネクネと続く道からガラリと雰囲気が変わる。 この変化が楽しいのだ!

日本発表は秒読みか!?!-μ TOUGH シリーズ登場-

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12月10日に発表された「μ TOUGH」シリーズだが、アメリカと欧州で一足先に発表された。名前はドカ~ンと数字が上がり「μ TOUGH-8000」、μ1030SWの後継機であることは一目瞭然。 基本性能は大きく変わらないが、画素数は1200万画素へ、新たに"Dual Image Stabilisation"という手振れ補正機能が追加、機械式と光学式を組み合わせた新機能のようだ。 ボディはμ1030SWを継承し、グリップ性を高めるために小さな突起を加え、デザインの上でもそれを協調している。 カラーは、写真のブルーに加え、ベーシックなブラック、シルバーの三色展開。 背面。液晶のサイズは同じ。大きな変更点は、選択ボタン形状が変わり、ダイヤルから手振れモードと★マークのお気に入りがなくなっている。さらによく見てみると、左面がフラットに、右面の形状も変わっているので、持ったときの雰囲気はかなり変わっているだろう。 幅2.8mm、高さ0.3mm、厚み0.2mm、重量で9gと僅かにサイズアップしているのは、新機能搭載と、ハンドリングを向上させたデザインのためだろう。 同時に「μ TOUGH-6000」も発表された。μ1050SWがμ850SWの後継機だと思っていたが、直系の継承者はこちらだった。基本的なタフ性能は850に準ずる。画素数が1000万画素に、新機能の手振れ補正機能が搭載される。 カラーは写真のブルーに加え、オレンジ、イエロー、ホワイトの4色展開で、明るいイメージも受け継いでいる。 背面は液晶が2.5型から2.7型に十字選択ボタンの形状とダイヤル表記、左側がフラットになったのも8000同様の処理。幅1.7mm、高さ2.5mm、1.1mm、13gとサイズアップした。 さらに、「SP-590UZ」も発表。550→560→570→565と続くUZシリーズの最新モデル、35mm換算で26-676mmの26倍ズームで、まさにウルトラズームの名に恥じないバージョンアップだ。 画素数は1200万画素に、液晶は2.7型に、タフシリーズに登載した手振れ補正機能も搭載しているようだ。 同時に欧州ではμ-9000、μ-7000、μ-5000の3機種を、アメリカでは加えて6モデル全11モデルも発表、第4四半期へ向けてオリンパスの大攻勢が始まった。 <インフォメーシ...

おもろいぞ!アートフィルター -オリンパスE-30-

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昨年12月20日に発売されたオリンパスE-30は、E-3とE-520の間を埋める中級機。機能はフラッグシップのE-3以上、防塵防滴と視野率100%の2点が唯一E-3が勝っているポイントだ。E-30には加えて新たな機能をたくさん盛り込んだ。 なかでも面白いと思うのが【アートフィルター】で6種類(ポップアート/「ファンタジックフォーカス/デイドリーム/ライトトーン/ラフモノクローム/トイフォト)の画像処理をカメラ内で行ってくれるというもの。 フォトショップを自在に使いこなせる人には、物足りないと思うが、一般的なユーザーにとっては充分に楽しい。 試しに、夜、室内で「ポップアート」で撮影(ISO1000)してみた。明るく元気が出てくる絵柄で、どんな被写体に適しているのか、捜して歩くのも楽しい。 条件にも因るがISO1000でこの画像なのはE-30で一番嬉しいポイントだ。 同じくアートフィルター「ファンタジックフォーカス」で撮影(ISO800)。この設定で、綺麗なお姉さんを撮影してみたくなる。綺麗なお姉さんはより美しく、普通のお姉さんでも美しく、撮影後に「見てご覧!」なんて再生したら、さぞかし高アドバンテージが得られるに違いない。 これは「トイフォト」で撮影(ISO800)、覗き込んだような不思議な絵だ。どんな構図に使うと効果的なのか・・・今までとは違うカメラの楽しみ方がそこにある。 これはISO800で撮影した標準画像。 この人形は20年ほど前にスリランカで購入したもの。オランダ人デザイナーのバーバラ ・サンソニーのもの。色使いにこだわったコットン生地からポーチやカバン、カーテンなどをデザインしている。 さすがにこの顔では「顔検出」で認識できなかった!

デンプスターハイウエイの景色-ユーコン準州-

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http://www.panoramio.com/photo/17575827 再三登場するカナダユーコン準州の北部を走るデンプスターハイウエイ。ビュフォート海沿岸の街イヌビク(厳密に言うと違いが・・・)までの約740kmのダートの道。 ここにはまっている一番の理由は、次から次へと変化する風景。周囲には全く人が住んでいない。この大自然の中、圧倒的な孤独感を味わえるのも良い。 カメラに収めた場所が、どこだか分らなくなってしまうこはよくあること。僕がGPSやジオタグにこだわる理由だ。 http://www.panoramio.com/photo/17575374 ノースウエスト準州との境界付近から、オーロラ撮影の為にアークテックサークルまで戻った。時間が早かったので、夕日が山に映えてオレンジに輝いていた。 外は強めの風が吹き荒れていて、体感温度はかなり低い。撮影後、逃げるように車に飛び込んだ。

似て非なる存在 -我が家の暴れん坊将軍-

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http://www.panoramio.com/photo/17546074 アラスカ州チルクート川のグリズリーベアーは、遡上するサーモンをたらふく食らってご満悦。口の回りに残るサーモンの血痕が生々しい。 次から次へとサーモンの腹を「ガブリ」と一殺、ひとくち、ふたくちと口にすると棄てて、新たな獲物を探す。サーモン好きの僕としては羨ましい限りだ。 そんなグリズリーだが、観察していると仕草も目つきも結構可愛い。もちろん、自分が安全圏で見守っていることが条件だが。 生後5ヶ月。我が家の暴れん坊将軍は、相変わらず我が物顔。先日はどう開けたのか、餌が入ったタッパをこじ開けて、平らげてしまった。 ご機嫌に走り回り、足立ちで立ち上がり飛び掛かってくる。そんな暴れん坊でも、甘えん坊モードに入った時は、これがまた可愛い。 今日の二枚の写真、グリズリーベアーと子猫、似て非なる存在だが、僕の中ではどこか重なってしまうこの頃だ。

始まらなければ終わりもない-願うは安全なフライト-

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http://www.panoramio.com/photo/17500572 1月5日。世間的には、今日は仕事始め。実質的に一年が始まりました。 パラグライダーの離陸もテイクオフが一番重要。正しく機材を装着して、間違いなく離陸できる風を待つ。これだけですが、これだけのことができなければ事故を起こす可能性が高くなる。 航空機が事故を起こす時間帯は、離陸と着陸の5分間に集中している。逆にこの時間に何が起きるかを分析することで、事故を未然に防ぐことができる。 航空機の端くれとして、パラグライダーも全く同じ。慣れてくると、テイクオフ時の緊張感は薄れてくるが、経験の量に関係なく最も大切な時間帯だ。実際、パラグライダーの重大な事故を起こすのは、10年前後のベテランが多い。 テイクオフすればしたで、安全に着陸するという新たな課題も生まれるのだが・・・。 「始まらなければ終わりもない!」 http://www.panoramio.com/photo/17500569 写真は、高度約2000m。周囲には自分より高い山はない。だけど、どんな高所であろうと、逆に50mの小山だろうと、テイクオフに必要な集中力は変わらない。 話は変わって、軽量化の流れはパラグライダー界にも押し寄せている。紙片のような薄い生地の超軽量パラグライダーが登場、アルミ素材をナイロンにコーティングして強度と耐光性を高めている。「本当に軽い!」