E-30で多重露出撮影 -東京タワー

E-30には新しい幾つかの機能が搭載されている。その中のひとつ、多重露出を使ってみた。今回は撮影時にではなく、撮影後に「画像編集」から多重露出を試みた。

日中、太陽を撮影。後にどんな絵にも対応できるよう、太陽の位置を左右、中央、上より下より・・・と配置を変えて何枚か撮影した。夜景を重ねようと思っていたので、思い切り暗め、夜空のような写真にした。

どんな絵を重ねるかを考えながら、夕方都内に遠征。始はビル街と重ねるために何枚も撮影したが、その内に「東京タワー」が閃いた。東京タワーが太陽を貫くような・・・そんなデザインにしようと何枚も撮影しながら、細かな位置を修正。最終的に太陽の中心と、東京タワーの延長線が重なったのが、この一枚。

画像合成の時、それぞれの画像のゲイン(濃度)を調整できるが、×1.0より数字を上げるとノイズが目立ち始める傾向があるようだ。


12月24日で紹介した三日月を重ねようと、東京タワーの展望台から上を右端に配した写真を撮影。帰宅後に、パソコンに保存してあった画像をE-30に取り込み、重ねてみた。

この時、E-30で撮影した画像でなければ、多重露出はできない。
画像を重ねることを前提に撮影する。同じような配置では、重なってしまうので、完成形をイメージしながら撮影する。撮影後、E-30で多重露出、小さな修正を加えて、再び撮り直す。この作業が結構新鮮で、楽しかった。
(雑誌で写真を使う場合、特にタイトルバックになりそうな写真は、どこにタイトルを入れれば良いかを考慮しながら撮影する。同じような感覚かな? )

1枚目の写真のように、タワーの延長線上に太陽の中心を置くために、何枚も撮影する必要があった。入手時に方眼マットをと考えたが、まだ交換準備ができていなかったので導入を見送っていた。連休が明けたら、もう一度問い合わせをしてみよう。

それから再生時に方眼マットと同じ罫線が表示できると、重ねるときに目安になると考えた。

いずれも手持ち撮影。E-3では殆ど使い物にならなかったISO800でも、この画像。E-30は不得意だった部分を大きく補い、撮影の可能性が大きく広げてくれた。

新しい写真の楽しみ方、結構面白いぞ!

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