自然とフェアに付き合う方法


限られた時間の中で、最大限の効果を得る。情報や写真はあればある程良い。観光協会が配布している資料は、お宝の山だ。それをどう調理するかは、帰ってからの話し。これは取材の鉄則だと思っている。

だから僕の取材旅行は、かなりの強行スケジュールになる。200-300kmの移動は当たり前、予約をしてホテルに宿泊するなんてのは皆無で、車中泊が基本。睡眠時間を削って次の取材場所までワープできるならば、それを良しとする。

反面、心の中では真逆の気持ちが渦巻いている。

車で強引に移動してしまうと、多くの美しい風景や、小さな出会いも気が付かないうちに見過ごしている。取材だから仕方がないと自分に言い聞かせてきたが・・・それで自然と付き合っているなんて言っていいのか?

自然と最もフェアな付き合い方は、地面を自分の足で歩くこと。川の流れに任せ、風と友だちになって漂うこと。2006年のある出来事を切っ掛けに、強く思うようになった。
自分のペースで自分だけのための本物の旅。う~ん、考えることが多いなぁ。

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