蒸気船に乗ってユーコン川を漂う -ドーソンシティ-
ユーコン準州、ユーコン川沿いに開けたドーソンシティ。1887年にこの地を訪れたカナダ人地理学者ジョージ・マーサー・ドーソン氏に因み、1897年1月にドーソンと命名された。それまでは先住民が狩りや漁業で仮に使用した宿営地だった。
静かな北の町に金鉱が発見され、ゴールドラッシュが始まると人口が急増、1998年ユーコン準州誕生時には州都ドーソンの人口は40,000人に達した。しかし、ゴールドラッシュの終演と共に人口は減少、2001年の国勢調査では僅か1,251人となった。
1955年に開通したクローンダイク・ハイウェイで、ホワイトホースから約536km。それまでの交通手段は、こんな蒸気船が往来していた。
冬期、ユーコン川は凍結し、人々はその上を往来する。完全に凍りきらない一ヶ月間だけは、川向こうの住人は完全に孤立してしまうそうだ。
今回はそんな冬のドーソンも訪れようと思う。
現在は観光用に蒸気船は運航されている。
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