古いまんまの街でタイムスリップ -ドーソン・シティ-


ドーソンシティの直ぐ横を流れるユーコン川には、橋が架かっていない。その代わり、小さなフェリーが24時間運行している。時刻表はないが、頻繁に往復しているので少し待てば簡単に乗船できる。そして料金は無料だ。前回の「トップ オブ ザ ワールド ハイウエイ」は、フェリーを降りてから始まる。

冬期、ユーコン川は完全に凍ってしまう。人々はその上を徒歩やスノーバイク、車で往来する。そして氷が溶けるとフェリーは運行を始める。しかし、完全に凍りきらない一ヶ月間だけ、川向こうにの住人は孤立してしまう。この間を過ごすために大量の日用品を買い込むか、街側に借りの住まいを設ける。

橋を建設する計画も無いことはない。しかし、費用や住民の負担、架設場所など、問題は多い。


さすがにこの建物には人は住んでいないが、歴史的建造物に指定されている。こんな建物がドーソンにはゴロゴロしている。道は未舗装の道で、建物の前にキャットウォークが張り巡らされている。まるで西部劇のひとこまのようだ。
永久凍土の上に建っているので、舗装しても常に修理をし続けなければならない。温暖化で永久凍土が溶け始めたら、泥濘だらけの街になってしまうのか?


ドーソンにとって観光は貴重な資源、だから古いスタイルを大切にしている。街で見かけた観光スタッフの女性も、こんなノスタルジックな衣装を着ている。ホテルやカンカンショー、カジノなども、むかしのままも面影を残す。まるで、タイムスリップしてしまったような、不思議な街だ。

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