MONO カラーユニバーサルデザイン-E-420/520で語られないこと-

(新型のE-420はブルー表示に変更された)

愛用しているオリンパスのデジタル一眼の話です。
昨年4月に登場したE-410 。世界最小・最軽量、気軽に持ち歩ける超コンパクトボディーがコンセプトです。その1年後にはE-420に進化。液晶の大型化やグリップの形状変更、それ以外にもたくさんあるので気になる方はネットで検索して欲しい。

その中で、拡大表示ボタンや再生表示など、再生時に使用するボタンの機能が分かり易いように色を変えて表示してある。その色が、グリーンからブルーに変更になった。単純にオリンパスのイメージカラーに合わせたと思っていたが、どうやら別な理由があるようだ。

それが、表題の「カラーユニバーサルデザイン」だ。

遺伝子の違いや目の疾患が原因で、色の見え方が異なる人は国内に500万人以上いるといわれる。詳細はColor Universal Design Organization (カラーユニバーサルデザイン機構)を参考にして欲しい。
つまり、様々な人に配慮し、情報がきちんと伝わるようにデザインすることが「カラーユニバーサルデザイン」なのだ。

例えば色弱者はグリーンとレッドの区別ができず、全て茶系に見えるのだそうだ。例えばピーマン。ピーマンにはグリーン/レッド/イエローのピーマンがあるが、全て同じような色に見える。
(E-410はグリーンの表示)

E-410の場合、黒いボディーに茶色の文字に見えてしまい、非常に見え難い。そこでE-420では、色調が変わらないブルーに変更したのだろう。

しかし、メディアの書き込みランプやカードカバーが開いている時の警告表示などはレッドのままなので、まだ完全な「カラーユニバーサルデザイン」とは言えない。

次回のモデルチェンジでは、この点が改良され、Eシリーズは「カラーユニバーサルデザイン認証」を取得した初のデジタル一眼として登場するのだろう。全くの推測ですので、悪しからず。

<参考>

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