追っかけか?! -エアロバテックの魅力-


まるで熱烈な追っかけのように、兵庫県豊岡市但馬空港へ行ってきた。週末を利用して「コウノトリ丹波空港フェスティバル」が開催された。地方空港のイベントとして14年目という、長い歴史を持つイベントだ。軒並み建設される地方空港の是非が問われているが、この但馬空港はエアースポーツの普及という視点では大きな役割を担ってきた。
先週末の横浜に次いで、レッドブルペイントが施されたエクストラ300Sが今年から登場。エアーロックのサニーは、ここの常連だ。

少々難しい話になるが、一般的な主翼は上面のカーブを大きくすることで飛ぶために必要な力(=揚力)と安定性を得ている。機敏な動きが求められるエアロバテック専用機は、上面と下面が同じカーブを持つ対称翼、それも真っ直ぐに伸びた直線翼を採用することで、独特な動きを可能にしている。半面、操縦は繊細で難しい。
先週の横浜ベイエリアと比較すると、フライトエリアはかなり近い。だから迫力も満点。パイロットと観衆が、それこそ互いに目と目が合いそうな距離にある。観衆の熱気はそのままパイロットに伝わり、パイロットはそれに答えてくれる。
演技終了後にサイン会が開催されたり、機体公開の時間には手が届く距離で実機を観察できる。それこそ、本人から対称翼や直線翼の話を聞くことだって可能だ。
地方のイベントならば、物質的な距離だけでなく、精神的な距離もかなり近い。興味を持った人は、来年の日程を要チェックだ!


室屋義則(Team deepblues)が出場する次回イベントは、10月31日からツインリンクもてぎで開催される「FAI WORLD GRAND PRIX 2008“HAUTE VOLTIGE”AEROBATICS JAPAN GRAND PRIXFAI」。世界のトップパイロットがもてぎに集結して、熱くダイナミックな演技を披露してくれる。その中で、どんな活躍をしてくれるのか。 楽しみだ!

今回もオリンパスE-3を使用、1枚目は8mm/F3.5フィッシュアイ、2枚目と3枚目は300mm F2.8を使用した。 

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